▼テックプロジェクトサービス株式会社 Tさん
TEC Project Services Corporation プロジェクト・エンジニア(2020年4月入社)
プロジェクト・エンジニアとして、プラントの建設現場で頑張っています
~仕事の心がけは小さな手抜きをしないこと。現場で現物を見て仕事を進めていきます~
- Tさんが学生時代に想像していたお仕事ってどのようなものでしたか。
具体的にはわかっていなかったですね。一日中、何をそんなにし続けることがあるんだろう、と思っていました。プラントエンジニアリング業界は、外から見えづらいので、想像があまりついてなかったですね。プロジェクト・エンジニアという仕事はそのなかでさらに、わかりづらいので、漠然と「いろんな人をまとめている仕事なんだろうな」ぐらいに思っていました。
- 実際に仕事をされてからはいかがでしたか。
プラントを建てるという大まかな流れや、プロジェクトのスケジュールやお金に関して、具体的に理解できるようになったのはOJTに入って実際に自分が働き出して、手を使うようになってからですね。
- 研修ではどんなことをされていましたか。
まず、親会社の東洋エンジニアリングと合同で、ビジネスマナーの基本的な研修を受けました。そこで部署説明だったり、ワークショップやったりとか、いろいろな部署の仕事をちょっと体験するようなことをしました。それから部署ごとの研修をやりつつ、先輩について一対一で仕事をわけてもらう感じでしたね。研修は2か月ぐらいで終わって、OJTに入ったのは6月頃ですね。
- 大学時代は機械専攻だったそうですが、もともとは機械設計を希望されていたんですか。
いえ、最初からプロジェクト・エンジニアをやりたいと思っていました。漠然とですが、いろんな人と関わる、大きな規模の仕事がしたいと思っていました。
- OJTが終わってからは、どんな仕事をされていたんですか。
最初はひたすら書類を作っていました。建設するために必要な書類とかですね。どんな書類があるのかなとか、その書類を誰とやり取りしているのかな、ということを勉強していました。お客様とやり取りする書類だと、たとえば、1個の機器に対して、「ここどうなっているんですか」という質問が来て、それに対する回答をうちから出すときの書類だったり、社内で発注する際の確認のための書類を作ったりしていました。そのあとは、現場研修という形で、実際にプラントを建設している現場に行きました。
- 現場研修では、どのぐらい現場に行かれていたんですか。
私は7か月いました。設計の人は3か月程度で帰ってくることが多いですが、私の場合は研修が終わってそのまま現場に最後まで残りました。この期間は現場の近くにアパートを借りて生活していました。会社から住宅手当てが出ます。
- プロジェクト・エンジニアは現場でどんな仕事をするんですか。
最初は組み上がった配管が図面通りに施工されているかチェックする作業をずっとしていました。工場が6階建てだったので、結構大変でした。二人でやったんですが、一人がiPadで図面を見て、私は図面を見ながら歩いて、この配管は下に行って、今ここがまっすぐ北に伸びて、ここにバルブがついて90度西に行っています、という感じで、トランシーバーでやりとりをしていました。図面と違っている箇所を見つけたら、業者さんに直してもらいます。工事が落ち着いてからは、細かい手直し作業があって、ペンキ塗り忘れの箇所を塗に行ったり、掃除しに行ったりしました。
- 入社して4年目になりますが、自分が変わったなというところはありますか。
正直なところ、まだわかっていない部分は大きいと思います。やはり、プロジェクトの仕事範囲が広すぎますし、全部なので、いつまでたっても知らないことは出てきます。一つのプロジェクトに5年かかったりするので、経験値を積むのに時間がかかりますね。
ただ、図面や書類を見られるようになったことは大きいですね。それは現場に行ったからで、書類を見ただけで、ある程度、具体的に想像ができるようになりました。あとは問題が起きたときに、「こうしたらいいんじゃないか」と自分の意見が言えるようになってきましたね。
- プロジェクト・エンジニアのお仕事をする上で、普段心がけていることがあれば教えていただきたいんですが。
これは自分が学生時代にアルバイトしていたときから同じなんですが、小さな手抜きをしないようにしています。一度質問すれば解決することや、誰かがやってくれるだろう、と待つのではなくて、自分でやるようにしています。ぼーっとせずに、何かに疑問を持つことも大事だと思っています。小さな失敗が大きな失敗に繋がるような気がしています。性格的には心配性なのかもしれません。
- 仕事をしていて、現場で何かヒヤッとした経験はありますか。
コミュニケーションエラーだったり、部材が届いていなかったりして作業が進められないとか、そういった問題が起こることはあります。とにかく、メーカーさんに電話して、職人さんたちには謝るしかないですね。
- 2024年で入社されてから4年目ですけど、どんなことがやりがいにつながっていますか。
人との関わりは、思ったより大きかったですね。最初は現場に行ったとき、うちの社員に対してもそうですし、職人さんたちに対しても、すごく萎縮してしまって。こんな小娘が何を言っても相手にしてもらえないだろうな、と思っていたんですけれど、1人1人と話していくうちに、「期待しているぞ」と言ってもらえたり、いろいろ教えてもらえるようになりました。
自分がほこりまみれで、あざを作っていたりすると、業者さんや職人さんも見ていてくれるので、「頑張って」と言ってもらえます。萎縮していたからこそ嬉しいな、と思っています。
- Tさんは何がきっかけで、萎縮せずに動けるようになったんですか。
元々そういう性格だったというのも大きいと思います。こちらから話しかけたり、現場を明るくするのも仕事のうちだな、と思っています。まさに自分ができることを全部やるって感じ
- プロジェクト・エンジニアの仕事のどこにやりがいを感じていますか。
何もないところから、一つの形ができあがって、地図に残る仕事をしているので、そこには大きなやりがいですね。特にプロジェクト・エンジニアをやっていると、お客様との距離が近いので、そこにやりがいを感じますね。
- 男性が多い現場に女性1人ポンと入ることに対しては、抵抗や怖さはありましたか。
もともと理系だったので、大学でも10人中7人は男性だったりしたので、その環境には慣れていて、やりやすいと感じることもあります。
- テックプロジェクトサービスの職場の魅力は何ですか。
プラントエンジニアリングの専業3社は規模が大きいんですが、テックプロジェクトサービスの規模だと個人の声が通りやすい気はしますね。ある程度、意見を聞いてもらえますし、自分の意見が反映されるから意見を言いやすい感じですね。上司にも気軽に話しかけられますしね。
あと、年に2回、自分で上司を選んで、1対1でミーティングするみたいな、会社の制度があって、自分の中の課題について上司と話し合うことができます。そこでも相談することができます。
- 社内でどのようにステップアップしていきたいですか。
プロジェクト・エンジニアとしては、まず10年は頑張る。現場に出て、ある程度、工事のこともちゃんと見られますよ、という状態になりたいですね。図面だけ見ていても、具体的なイメージがどうしても浮かばなかったり、「このマークは一体何だ?」と思うこともあります。現地で実物を見た方が、頭にも入ってきますね。
- テックプロジェクトサービスへの応募を考えている留学生にメッセージをお願いします。
以前、プロジェクト・エンジニアの先輩に同伴する機会があったとき、「もっと留学生や海外の方を入れた方がいいんだ」ってすごく熱弁している人がいました。社内の会議でもそういう話題がこれまでに出ていたことはあります。
入社して困ることはそんなにないと思いますが、引っ込み思案だったりすると、大変かもしれないですね。質問をすれば、みなさん答えてくれると思いますので、そこは心配しなくても大丈夫です。
テックプロジェクトサービスに興味を持たれた方はぜひ応募してください!
日時:2024年1月5日
場所:テックプロジェクトサービス本社
インタビュアー:ASIA Link 相馬
記事編集・構成:ASIA Link 小川
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